SKK式クレペリン検査からみた「不登校の型」
A. 優等生息切れ型
先々のことを見越して考える意識の高さはあるが、融通性や柔軟性に乏しく、まじめにがんばりすぎる傾向がある。今まで順調に進んできた生徒が多いが、周囲の期待に応えられない自分に気付き始めると、自分を責めたり、うまく方向転換できなかったりして不登校に陥ると思われる。
対応として、自分の本当の気持ちに気付かせて、目標の再設定と自己の再構築をはかっていくことが必要で、精神的な自立を促していきたい。
B. 甘やかされ型
自己中心的で感情を抑制する力が養われていないので、友達や先生との些細なトラブルで不登校になる。対応としては、家庭内で何かを我慢したりこらえたりすることで、意志の力を訓練する必要がある。また本人の自意識を十分満足させる場を持たせて、大人との関わりを深めていき、その中でけじめをつけさせていくことが大切である。
C. 神経症型
生活体験が乏しく、もまれたことが少ないので、不安感や疎外感を抱いていつまでも緊張が解けず、気疲れしやすい状態が続く。休み明けにいなくなることが多い。対応として、強い刺激や強引な指導はよくない。親が開き直ったときに本人が変わるケースがある。本人との人間関係をつくることからはじめて、本人の葛藤を理解したり分け合ったりすることが大切である。
D. 無気力型
本人が興味を持てる対象を見つけられなかったり、集団の中で認められる場面が少なかったりすると、自分の存在感や充足感が得られず、休み始める。対応として、自分の居場所を与えられると内なるバイタリティーを引き出しやすい。上手に本人の興味を掘り起こしたり、期待の声をかけたりしながら、できたことを大いに褒めるなどの働きかけを根気よく続けることが大切である。
E.非行傾向型
周囲に自分が評価されないと感情的な安定感が乏しくなり、欲求不満のはけ口として、また安易に自意識を満足させる手段として非行に走り、結果として休むようになる。
対応として、強い指導は本人に衝動的な行動を取らせて関係を悪化させる。個人的な信頼関係が指導の基礎で、公私にわたって本人を支持していく姿勢が大切である。