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事例7は、加齢により動作の切り替えや運動がスムースに出来なくなったので受傷したとも言えなくありませんが、それ以前に作業基準からの逸脱があり、たまたまこれまで災害に繋がらなかったというだけのことです。

全ての事例が安全帯の未使用中に起っていますが、事例8のようにもともと安全帯をとめるための親綱が設置されていない状況下で、あまり危険を意識せぬまま作業にかかり被災した例もあり、不安全行為の背後に不安全状態の放置があった点が指摘されます。

 

 

 

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