発生状況 職種 塗装工 年齢(経験年数) 59才(15年)
本人は、高所作業車で右舷ホールド内の吹付け作業に従事していた。昼休み時間となったので、高所作業車のプラットホームを左舷ハッチコーミング上にあずけたまま、上甲板上より下船した。午後、本人はレバー操作で、プラットホームを離そうとしたが動かず、その後急にプラットホームが外れて、跳ね上がり本人はプラットホームから飛び出し、約14.7m下に墜落受傷した。
原因
1. プラットホームを金物のある所にあずけたため、プラットホームが金物に引っかかったのを気づかず操作した。
2. 安全帯を使用していなかった。
3. 高所作業車を高い位置のままで放置した。
対策
1. 作業終了後、プラットホームは、突起物のない安全な位置に置き、始動時は周囲を確認し慎重に操作する。
2-1. 高所作業車を運転する場合は、安全帯を確実に使用する。
2-2. 操作盤付近に「安全帯使用」のステッカーを貼り、注意を喚起する。
3. 高所作業車のヘッドガードをつける。ブームを延ばしたまま放置しない。
中高齢者への留意すべき点
複数の不安全行為が重なっており、チェックが行き渡っていない。