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なぜ、いま海、川、水を課題にとりあげられなばならないのか。

○広くて大きな海が泣いている

○水は変わらないのに、水に対する人の評価は変わっていく

○海を大切に考える時代から海の利用を反省する時代へ

○「水がなかったら」の発想が欠けている水惑星での“水”教育

○生き物としての人の海との付き合い

○体感こそが「海・水への理解」の入口です

 

はじめに

 

日本財団は、海洋・船舶関係の分野をはじめとする公益事業に対する支援(助成金の交付)を主な業務とする財団ですが、自主事業として社会情勢の変化に応えた事業の開発も実施しております。

我が国は、四面を海に囲まれ、海から豊かな恵みを受けています。しかしながら、最近ではこうしたことが国民の意識の中から希薄になっていることが残念でなりません。小中学校の理科・社会科の教科書にも「海」に関する内容がほとんど含まれていない状況にあります。

こうしたことから、当財団では、次代を担う子どもたちに海や川さらには水の理解を促進させるため、その第一歩として小中学校の先生方を対象とするセミナーを開催しました。

このセミナーは、海や川、水について「総合的な学習の時間」のテーマとして取上げ、子供達に学んでもらう機会を創出するため、講師と参加した先生方に自由に討論していただき、「総合的な学習の時間」で海や川、水をどのように取り入れるか、何らかのヒントを得て頂くことを目的として開催したものです。

 

日本財団 海洋船舶部 国内事業課

 

 

 

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