目的
人類の海洋に対する関心が高まり、海洋を人類共有の財産として海洋の管理について包括的に定める国連海洋法条約が制定された。さらに、1992年にリオで開催された地球サミットにおいてアジェンダ21(持続可能な開発のための人類の行動計画)が採択されたのを受けて、近年、総合的海洋管理(Ocean Governance)をどう実現するかが現実的な問題としてクローズアップされてきている。この問題に関して欧米各国は、海洋法の制定や海洋戦略の策定などを行ない、さらに、それらをより効果的に実施するための行政組織の統合を行なうなど、海洋を総合的に管理するための取り粗みを積極的に推進している。
一方、我が国においては、海洋管理についての認識は高まりつつあるものの、総合的海洋管理の具体的な方策の策定には至っていない。
そこで前回に引き続き、先進的に総合的海洋管理に取り組んでいる先進諸国より、この分野に関する一流の研究者を招き、国内の関係者を交えて、海洋管理のあり方について討議し、海洋管理政策策定の緊急性や重要性を検証する。
概要
I. 名称 第2回海洋管理研究セミナー「新世紀へ向けて海を考える」
II. テーマ 海洋及び沿岸域管理への取り組み
III. 開催日時 平成12年11月22日(水)13:30〜17:00
IV. 開催場所 日本財団ビル10Fホール 東京都港区虎ノ門1-15-16
V. 主催 日本財団