資料3-2
米国における沿岸および海洋政策の発展
「海と向きあう」
「希望、創造性、想像力。海洋と向き合うという難問に対処するには、こうした資質が必要とされる。結局のところ、これらは最初に海に乗り出す探検家達が持つ気風であり、我々に環境との切っても切れない繋がりを見つめさせるものであり、自然の素晴らしさを護るための新たな手段を生み出す源となるものである...21世紀には、我々はこうした気風を備えて、生きている海洋を神聖な遺産としてずっと保護していく。」
―ビル・クリントン大統領
「海洋・沿岸管理」の定義
・Ocean and Coastal Governance
― 公式・非公式に海洋・沿岸域に関連した資源と活動を包含するような、制度の構造と性費を指す。
・Ocean and Coastal Management
― 関連職務一式から成る過程。目標・目的を達成するために、その過程を通じて特定の海洋・沿岸の資源・地域を管理する。
定義
・米国沿岸海洋政策(National Ocean and Coastal Policy)
― 一連の海洋と沿岸に関して認識されている問題(あるいは機会)に応じた、目的に適った行動方針。政府が進める目標、計画、手順。
― 立法、行政、司法の政府三権の相互作用によって作成される。目標の確認、手順の進展、連邦の海洋・沿岸資源を利用し環境を保護する機関を通じた一連のもの。
海洋、沿岸域における国益
・人口
― 55%以上が沿岸地域に居住。
― 大都市や工業地域は沿岸地域に集中。
・海底採掘油・ガス
― 原油生産の20%、天然ガス生産の25%を占める。大統領令により2012年まで焦点水域の油田・ガス田採掘借地権を凍結。
・沿岸の観光とレクリエーション
― サービス産業の中で最大かつ最速で成長している部門。観光歳入の85%を占める。