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5. まとめ

 

標準的な満載状態及び軽荷状態をとる限りにおいては、船級協会が指定する局部衰耗限界値に達する衰耗がすべての部材に生じている極限状態においても、主船体の縦曲げ最終強度は一定の安全率を維持している。ただし、自由な積付けをおこなうことにすると、最大縦曲げモーメントに対して一定の安全性を確保する必要がある。最大縦曲げモーメントに対して主船体縦曲げ崩壊強度が一致する衰耗の限界は、断面係数に換算してルールでの要求断面係数の80%内外である。従って要求断面係数の85%が縦曲げ強度の限界を与えると考えれば、主船体縦曲げ強度を管理することが可能となる。

 

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図1 SuezmaxのSaggingによる崩壊(FEM解析)

 

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図2-1 崩壊強度の衰耗による減少(41KDWTタンカー、Hogging状態)

 

 

 

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