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学生感想文集「解剖学実習を終えて」第21集

 事業名 篤志献体の普及啓蒙
 団体名 日本篤志献体協会 注目度注目度5


私は男性と女性のご遺体で、学ばせて頂くことができました。

解剖実習はまず、ご遺体に対して黙祷をすることから始まります。この数十秒の間に、私達は先生であるご遺体に『今日もいろいろなことを教えて下さい。よろしくお願いします。』と念じて気持ちを引き締めます。その後、解剖させて頂くわけですが、ご遺体は私たちに簡単には目的とする器官を見せてくれません。集中して必死で剖出していると涼しいはずの解剖室の中で汗びっしょりになってきます。そして努力が実り、目的の器官が見つかった時にはその器官の周囲の構造をも、ご遺体は教えてくれているのです。

解剖学では覚える用語が膨大にあります。実際にご遺体を解剖させて頂くことが、それらの用語を生きたものにしてくれる唯一の方法です。このことを理解させて下さったご遺体とそれを心よく送り出されたご家族に、感謝してやみません。医師、歯科医師を目指す私たちにとって解剖学を学ぶことは心のステップであると思います。それまでは一般的な学生と同じだった心が、実際にご遺体と出会い、メスを握ることによって心が引き締まり、医療関係者としての自覚に目覚めることができるからです。

私はもう一つご遺体から教わったことがあります。それは『自分を好きになれ。』ということです。解剖を通して私達は、人体がどれほど繊細に造られているかを知りました。

 

 

 

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更新日: 2019年8月10日

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