第一部：海外招聘者共同研究編
はじめに
平成11年12月6日より3週間の日程で、アメリカのワシントン大学から国際貿易・輸送・物流学科学科長であるジェス・ブロウニング教授を日本に招いて共同研究を行った。
今回の招聘目的は「地主型港湾への可能性」を探りながら、日本のコンテナターミナルを中心とした管理・運営方式を研究し、日本への提言を行うことである。今回の訪問先でのヒアリングや資料収集したことを基に北米における港湾の管理・運営の方法と比較しながら率直な見解を述べている彼の最終論文を中心に掲載する。
ブロウニング教授の視察ヒアリング日程と経歴は以下の通りである。
ヒアリング日程：平成11年(1999)
○12月7日(火)運輸省ヒアリング
○12月8日(水)二建、横浜港ヒヤリング、横浜港視察
○12月9日(木)五建ヒヤリング、名古屋港視察
○12月10日(金)神戸港ヒアリング、三建ヒヤリング、神戸埠頭公社ポートアイランドコンテナターミナル視察
○12月14日(火)四建ヒアリング、北九州港ヒヤリング、太刀浦コンテナターミナル視察
○12月15日(水)博多港視察
○12月17目(金)国際港湾セミナー講演「北米における港湾の管理運営及び物流の現況」 (オランダ、クローケル教授との共同講演)
○12月20日(月)国際港湾協会事務総長と懇談
○12月21日(火)束京埠頭公社青海コンテナターミナル視察 機関紙ボラード用座談会
○12月22日(水)報告会
ブロウニング教授プロフィール
名前：
Jesse Harrison Browning, Ph. Dr.(ジェシー ハリスン ブロウニング、地理学博士号)
現職：
ワシントン大学 国際貿易・輸送・物流学科 学科長
APEC 輸送作業部会と人的資源運営委員会の米国代表
学歴：
University of Washington: College of Arts & Science 地理学博士(Ph.Dr.)
University of Southern California: School of Public Administration 行政学修士(MPA)
University of Washington: College of Arts & Science 化学
専門：
国際貿易、輸送、物流
経済地理学
地域経済開発
国際貿易地理学
経歴：
1995〜 ワシントン大学 国際貿易・輸送・物流学科 学科長
1991〜 ワシントン大学 教養学部 学長補佐
1970−1987 ブロウニング&カンパニー
1970−1964 SPI社
1960−1964 ボーイング社
1957−1960 陸軍航空隊
