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(4) 使用済みパソコン、OA機器

 

1]パソコン出荷台数と廃棄物量

パソコンの国内出荷台数の推移は、表-2・16、図-2・30に示すように、1995年に発売されたWindows95のブームによって出荷台数が急速に伸び、さらに1999年には低価格パソコンの投入、デザイン性の高い機種の人気、インターネット利用の普及などの要因により、出荷台数が再び急伸し、年間1,000万台、販売額2兆円を初めて越えたとみられている。マルチメディア総合研究所によると、1999年末のパソコンの世帯普及率は33%に達したと推定されており、2000年以降も引き続き好調を維持し、出荷台数は2000年、1,230万台に達すると予想している。1997年までにおけるパソコンの普及は事業系ユーザ75%に対し、家庭系ユーザが25%と推定されている。その後家庭へのパソコン普及が進み、現在では家庭系ユーザが30%を越えたと推定され、今後さらに家庭系の比率が高まっていくものと考えられる。

 

表-2・16 パソコン出荷台数推移

(出所:(社)日本電子工業振興協会 ※はマルチメディア総合研究所)

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図-2・30 パソコン出荷台数、金額推移

 

使用済みパソコンの排出量は、平均使用年数7年として、1997年で約4万トンと推定されており、その内、事業系が3万トン、家庭系が1万トンとされる。事業系はリース形態が多く、その排出のルートは、図-2・31に示すように、リース会社・メーカ・販売会社を通じて約7割が回収されているとみられる。(社)日本電子工業振興協会では、1999年に出荷された約1千万台のパソコンは、7年後の2006年頃に使用済みパソコンとして排出され、その量は10万トン程度になるものと予想している。1997年に排出された使用済みパソコン4万トンが1990年の出荷台数207万台に対応するものとすれば、1999年の出荷台数はほぼ5倍になっているのに、2006年の排出量を10万トン程度と1997年の2.5倍しかみていないのは、軽量・省スペース型デスクトップパソコンとノート型パソコンの普及が主流となる考えられるためである。

 

 

 

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