日本財団 図書館


第1章 神戸港を取り巻く環境

 

1-1 神戸港の港勢

 

神戸港は1960年代のコンテナ化に対応して、コンテナターミナルの整備を進め、表-1・1に示すように、その規模、処理能力は世界のトップクラスの施設になっている。

 

表-1・1 アジア主要港のコンテナターミナルの施設比較

014-1.gif

出所:神戸港のハブ機能強化に関する調査研究報告書 ((財)関西交通経済研究センター、平成10年3月)

注:日本は1995年6月、海外は以下の原典の調査時点

原典:(財)港湾空間高度化センター「世界のコンテナターミナル調査」1994年 (社)日本港湾協会「数字で見る港湾'95」

※1) Containerization International Yearbook

 

神戸港は、1985年頃までは世界ランキング2〜4位のコンテナ取扱量を誇り、アジアのハブ港として日本を代表する港湾の位置付けを長い間担ってきた。しかし、アジアの経済成長が飛躍的な伸張を示し、それに伴なってシンガポール、韓国、香港、台湾などの諸港がコンテナ化、大型船舶対応を整え、ハブ港としての実力を発揮するにつけ、神戸港のアジアでのハブ港としての位置付けは相対的に低下してきた。

そうした中、1995年1月17日に起きた阪神・淡路大震災は神戸港湾地区にも甚大な被害をもたらし、図-1・1に示すように、コンテナ取扱量は前年の半分まで落ち込んだ。その後、2年程度で、岸壁、クレーン等の港湾施設はほぼ完全な復旧をみたが、貨物量は震災前の7割程度の回復しかみられず、その後も厳しい港勢の低迷が続いている。

コンテナ取扱量を世界の港湾との比較で見たものが表-1・2であるが、震災前年の1994年には、日本では第1位・世界では第6位の取扱量が、震災の年には24位に落ち込み、震災後の1996年には世界16位まで回復したが、国内でも横浜港、東京港に抜かれ、日本での長年にわたるトップの座を明渡し、今日に至っている。

参考に日本の5大港コンテナ取扱量シェア推移を表-1・3、図-1・2に示した。

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION