使用した廃食用油の物性を表-4に示す。最大出力を得るために必要な燃料噴射量を108mm3/stとし1噴孔あたりの噴射量を13.5mm3/stとした。
108mm3/st×1÷8=13.5mm3/st
噴射ポンプの回転速度を750rpm一定とし、噴射ポンプのラックを軽油での噴射量が13.5mm3/stとなるように調整、固定し廃食用油の噴射量を測定した結果、軽油の噴射量に対し廃食用油の噴射量は30〜40%低下した。噴射量の測定は小野測器製の燃料流量計(FP213、DF312)を使用した。
次に、噴射ポンプのラックを調整し、同一噴射ポンプでも廃食用油を13.5mm3/st噴射できることを確認した。噴射パイプの噴射ポンプ側で測定した管内圧波形を結果-1に示す。