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3.2.3 リグ試験での一次試作品基礎研究

 

従来材のガス改質試験

 

1) 目的

CH4ガス改質反応に利用される触媒に関する文献調査の結果より、Ni、Rh、Ru、Pt、Ce2O3等を成分として含む触媒を利用した場合に、大きなガス改質の反応速度が得られることがわかったので、これらの触媒成分を含む従来の触媒について、その性能を測定し、改良すべき点を調査することを目的とした。

 

まず、Ni-Rh-Al2O3触媒を使用し、炭素析出に関する試験を行った。次に、従来材として、Ni-Rh-Al2O3、Ni-Fe-Rh-Al2O3、Pt-Ni-CeO2、Ni-K2O、Ru-Al2O3系触媒を使用して、ガス改質試験を行った。

 

2) 炭素析出に関する試験およびその結果

文献調査により、条件によってガス改質反応(CH4+CO2→2CO+2H2)に伴い、炭化反応(CH4→C+2H2)が起る場合があることがわかったので、その調査を行った。

原料ガスの混合比はCH4: CO2=50:50で、SV=200(h-1)で試験を行った。内径φ38.9の容器内に、A社製のNi-Rh-Al2O3触媒をつめ、700℃で原料ガスを反応させた。その結果、実際に、触媒のまわりに炭素が析出するのが観察された(図9参照)。

そこで、炭素の析出を減少させる方法として、混合ガス中のCH4量を減少させる方法を検討した。混合比として、CH4: CO2=15:85、30:70および50:50の比でSV=10000(h-1)、改質温度は500から700℃まで50℃おきに測定を行った。炭素析出は、CH4: CO2=50:50で650℃の時に観察されたが、その他の条件では炭素析出はほとんど観察されなかった。このときのCH4改質率を図10に示す。

この項の試験では、ガス改質反応(CH4+CO2→2CO+2H2)と炭化反応(CH4→C+2H2)が同時に起ると仮定し、ガス改質反応によって減少するCH4ガスのモル数xと、初期に存在したCH4ガスのモル数aから、CH4改質率は、次の計算式を用いて求めた。

 

CH4改質率(%)=(x/a)×100

a: 初期に存在したCH4ガスのモル数(a=0.15、0.3、0.5)

ここで、PH2とPCOはH2とCOの分圧(atm)である。

 

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