さらに、将来的には以下についても検討しておく必要がある。
(3) 反応温度
反応温度が低い場合には、メタン改質率が低くなるという問題がある。対策としては、ガス改質反応装置と熱交換器を組み合わせ、熱交換器の熱交換効率を向上すること、触媒層へ熱を効率的に供給することが考えられる。このためには、金属の針金、金属のフォームを担体として検討する必要がある。
(4) 反応圧力
反応圧力が高いとメタン改質率が低下するという問題がある。対策としては、生成したCO、H2ガスとCH4、CO2ガスとの混合ガスから、Ni粉末、Ti粉末等を利用してCO、H2ガスのみを選択的に取り除くことで反応圧力を下げ、これを加熱することで、CO、H2ガスを取り出すことなどが考えられる。
本項で調査した文献は、科学技術振興事業団文献検索システム(JICST)を使用しキーワード(天然ガス+メタン+炭化水素)×触媒−光触媒を用いて検索した629件の中からさらに抄録を参照して以下の39件を選び参考文献とした。
1. T.Inui, K.Saigo, Y.Fujii and K.Fujioka, Catal. Today 26(1995)295.
2. J.T.Richardson and S.A.Paripatyadar, Appl. Catal. 61(1990)293.
3. V.R.Choudhary, A.M.Rajput and B.Prabhakar, J.Catal. 139(1993)326.
4. Z.Zhang and X.E.Verykios, Appl. Catal. A: General 138(1996)109.
5. Z.Zhang, X.E.Verykios, S.M.MacDonald and S.Affrossman, J. Phys. Chem., 100(1996)744.
6. J.Nakamura, K.Aikawa, K.Sato and T.Uchijima, Catal. Lett. 25(1994)265.
7. E.Ruckenstein and Y.H.Hu, Appl. Catal. A: General 133(1995)149.
8. A.Erdohelyi, J.Cserenyi and F.Solymosi, J. Catal., 141(1993)287.
9. 水原由加子、宮下弓、藤田隆範、石原達己、滝田祐作、日本化学会第63回春季年会、3C(1992)441.
10. 相川慶太、中村潤児、国森公夫、内島俊雄、第70回触媒討論会、3F(1992)420.
11. 中村潤児、内島俊雄、触媒、35 8(1993)478.
12. 乾智行、エネルギー・資源、18 6(1997)511.
13. 竹平勝臣、浜川聡、エネルギー・資源、18 3(1997)260.
14. J.T.Richardson and S.A.Paripatyadar, Applied Catalysis, 61(1990)293.
15. T.Inui, K.Saigo, Y.Fujii and K.Fujioka, Catalysis Today, 26(1995)295.
16. J.S.H.Q.Perera, J.W.Couves, G.Sankar and J.M.Thomas, Catal. Lett., 11(1991)219.
17. Y.Sakai, H.Saito, T.Sodesawa and F.Nozaki, React. Kinet. Catal. Lett., 24(1984)253.