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あいさつ

 

本報告書は、競艇公益資金による日本財団の平成11年度補助事業として実施した「舶用天然ガスエンジンの研究開発」事業の成果をとりまとめたものであります。

天然ガスはメタンを主成分とし、二酸化炭素の排出量も少なく、世界の埋蔵量も石油の数倍であると予測されていることから、有力な石油代替燃料としてますます重要となってきております。

本研究開発では、この天然ガスの発熱量を触媒を使ってさらに高める燃料改質に関する技術、及び遮熱性が高く冷却系を必要としないセラミックスエンジンに関する技術の二つを組合せ、熱効率が従来エンジンの約2倍であって、かつ窒素酸化物や二酸化炭素の排出量を大幅に削減できる、画期的な舶用天然ガスエンジンの実現を目指しております。

平成10年度から本年度までの2年間の研究開発によりまして、燃料改質に関する研究開発につきましては、約75%以上の天然ガス改質率を得られる目処がつき、夢のエンジン実現に向けての第1ステップをクリアしたと考えております。今後は、燃料改質技術のさらなる性能向上とともに、セラミックスエンジン本体の研究開発、及び天然ガス改質装置と組み合わせてシステムとして可動する技術の研究開発を進めていく予定であります。

本事業は、持田勲 九州大学機能物質科学研究所所長を委員長とする「舶用天然ガスエンジンの研究開発委員会」委員各位の熱心なるご検討と、(株)いすゞセラミックス研究所のご協力により実施されたものであり、これらの方々に対して心から感謝の意を表する次第であります。

 

平成12年3月

財団法人 シップ・アンド・オーシャン財団

会長 今市憲作

 

 

 

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