1]造舶Webの目標達成に向けて重要度が特に高い業務施策
企画WGは、各業務施策を上記の基準から評価するにあたり、業務フェーズにおける具体的目標と業務施策との対応関係を重要度の観点から整理した。結果を図4-4に示す。
2]造舶各社間で協調して取り組むべき施策
企画WGは、造舶双方の設計業務を円滑にするために、造舶各社で協調してデータ項目や情報表現形式の標準化を進めるべき施策を優先することとした。一方、造舶Webで情報交換インフラを整備すれば、各社が競争上の方策として個別に情報提供を充実できると期待されるものは優先順位を相対的に低くした。
次いで、各品目別検討チームでは、上記3つの施策に加え、品目固有のニーズを考慮しながらその他の優先取組みテーマを設定した。図4-2の右側は、品目別の優先取組みテーマ設定の結果を示している。なお、「船級ルール情報提供」は、造舶Webが主体で進めていくより、関係機関に働きかけていくべき性質のものであるため、いずれの品目の優先取組みテーマからも外している。