(2) 密度による分類
1]海面を常に浮遊する物質は、その密度が1.010g/cm3未満
2]海底へ常に沈降する物質は、その密度が1.027g/cm3以上
3]海中を漂流(浮遊・沈降)する物質は、密度が1.010以上1.027g/cm3未満
(3) 蒸気圧による分類
蒸発速度は排出量、気温、水温、熱伝導率、比熱、蒸気圧、粘性等で変化するが、蒸気圧20mmHg(20℃)以上のものを高揮発性物質として分類した。
(4) 溶解度による分類(溶解度1g/100g水を境界値として分類)
1]短時間内で海水中へ溶解する物質
2]長時間海域へ滞留する物質
(5) 浮遊物質の分類(化学反応基等による)
1]蒸気圧20mmHg(20℃)未満かつ溶解度1g/100g水未満
2]蒸気圧20mmHg(20℃)以上又は溶解度1g/100g水以上
3]蒸気圧20mmHg(20℃)以上かつ溶解度1g/100g水以上
(6) 沈降性物質の分類

(7) 火災・健康等の危険性による分類

4. 有害液体物質の毒性
化学薬品には「毒性のないものはない」と考えなくてはならない。
(1) 有害物質の体内への取込経路
1]経口摂取
口から直接体内に取り込む。
2]吸入摂取
呼吸により体内に取り込む。
3]接触摂取
皮膚への付着による腐蝕、体内への吸収。