実証試験の成功は、現場での実験や深海海底での計測を行う多くの機器に、この設置台と回収用ビークルの組み合わせが適応可能であることを示している。
つまり、長期間の計測が可能となっただけでなく、ある試験期間で種々のセンサーの組み合わせが可能となっている。
感想:
ヨーロッパ共同プロジェクトということで、かなり欲張りな内容の計測を目的としたシステムであるが、技術的には高いものがあり、第1期プロジェクトは順調に終了したということである。発表者のGerber氏は第2期プロジェクトでの深海実験にも自信を持っているようであった。NASAの月面着陸システムの海中版といった感があり、海底が傾斜している場合に、BSはどのように設置するのかといった質問に答えてくれた。