2.1.6 水中作業機器関連
水中作業機器関連では数社がROVの展示、紹介を行っていた。
ROVの用途は学術調査、産業 (特にエネルギー)、軍事と多岐にわたっており、安全性の確保、コストの削減、作業深度の増大などのニーズに応え、さらなる作業能力の高度化が進められている。ROV登場当初のダイバー支援から海中の構造物 (リグ、パイプライン、海底ケーブル等)の保守点検及び設置敷設、海底機器の設置や操作などダイバーに代わって作業を行うようになってきている。
今年のOTCではROVの展示は3社あった。Sonsub社は毎年恒例であるが、今回はCelsius社とNOORDDHOEK社が新顔で出品を行っていた。
(1) "INNOVATOR"
Applications:重作業用/保守点検用ROV
Type:ランチャーシステム
寸法:(Vehicle)Length 2.97m, Breadth 1.52m, Height 1.95m
最大深度:3,500m
ペイロード:300kg
推進力:1,000kg(前進)、1,000kg(左右)、600kg(上下)
スラスター:6台
ツール:ワイヤーカッター、前方ソナー、サルベージ機器、7自由度マニピュレータ、外部駆動用油圧ユニット
その他:供給電圧(4,500V)
ランチャーからの可動範囲(850m)