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2.1 OTC'99展示会

 

2.1.1 海洋構造物関連

一時期、石油業界の沈滞により、この分野の出展としては将来を指向した浮体式生産石油プラットフォーム(TLP:Tension Leg Platform、FPSO:Floating Production Storage Offloading)などのイラストを中心としたバネルによる展示が多くかったが、ここ数年、アメリカ経済の好況を反映したためか、大深度掘削を目指したモノハル型の掘削船の模型が多く展示されるようになった。また、実際に建造に着手し、メキシコ湾やブラジル沖で試掘を始めた例も少なくない。

(1) Discoverer Spirit

Transocean Offshore社が保有しているモノハル型掘削船である。現在建造中である。本船も含め同型船がもう2隻あるが、その中でも稼働水深を3,000mまで伸ばしたものである。

012-1.gif

主要目

L254.5m×B38.1m×D12.8m

主エンジン:52,000hp

スラスター:7,000hp×6基(アジマス)

速力:13ノット

最大掘削長:10,000m以上

バリアブルデッキロード:20,000ST

 

 

 

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