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2. 試験結果

2.1 測量データの再現性

図─4に同位置におけるスワッス方向の測深値の標準偏差を示す。

 

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図─4 測深値の標準偏差(1δ) 標本数:40

 

ソナー直下では測深値の標準偏差が小さく、スワッス端部では大きいことがわかる。これは、スワッス端部では船体の動揺によるビームの平面位置ずれが大きく、測深値に再現性を保てないためである。また、船体直下方向で採取する音測値を斜方向のビームに対しても適用するため、測深誤差を生じ易いことに起因する。

図─4より、測深値の標準偏差が±0.05(m)以内に含まれるスワッス有効範囲は左右約±50mである。

また、このときの水深値は平均14.3mであったことから、約120°の範囲において誤差±0.05m(1δ)の測深が可能といえる。

 

 

 

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