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アンケートの結果集計

 

1. 現状の浮体構造物の問題点

・台風による係留チェーンの破断、係留ローラの破損、連絡橋の落橋など管理の問題

・作業者の落下事故等安全上の問題

・動揺により発生する音など環境上の問題

・ただし、杭係留の場合、普段は動揺の問題はない。また、日本海側は潮汐の変化が少なく、浮桟橋は一般的ではないようである。

 

浮体の揺れの弊害はどの様な時でしょうか ?(複数回答あり)

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2. 管轄海域の代表的な海象条件

 

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*宮古島

 

3. 浮体の計画について 省略

 

4. 動揺に関するアンケート

(1)浮体構造物の揺れはどの様な時気になりますか。(複数回答あり)

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(2)揺れの低減効果で浮体建造コストUPはどの位までが許容されますか。

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(3)今後は、構造物については性能要件で規定される方向ですが、浮体構造物の揺れについても評価基準が必要とお考えでしょうか ?

揺れの定量的な評価は難しいが、評価基準はあった方がよいという意見が多数。ただし、加速度30Gal、ROOL振幅5°は感覚的に理解できないという意見が大勢。

 

5. 揺れない浮体構造物のセールスポイント

・車椅子で浮桟橋に乗れる等のバリアフリーである。

・高齢者の多い離島や漁船用の浮桟橋に対して有効。

・旅客船、作業船等の稼働率の向上(船舶の係留ができることが前提となる)。

今後これを適用する上での問題点として以下の意見をいただいた。

・潮汐変化が小さい地域では、浮体の利用の必要性を明確にすることが重要。

・コストは維持管理を含めたライフサイクルコストとして評価すべき。

 

 

 

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