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博報堂生活総合研究所所長のセキザワ ヒデヒコさんは、「インフォメーション、インタラクティブ(双方向の)、インターネットなど、情報化と関連する英単語の頭文字が多いからではないか」と分析します。また「インディビデュアル」(個人の)、「アイデンティティー」(同一性)など、人間性を強調する意味もあり、さらに日本語の「アイ」とも同じ発音で、日本人にとって母音が重なる発音しやすい文字である点も、使いやすい理由だと思う」と話します。

大文字の「I」ではなく、小文字の「i」を選んだ理由についてNTTドコモでは、「小文字の方が柔らかく、人が立っている姿にも見えて暖かみもあるから」と話します。アップル社でも「親しみやすさを出すため」と言い、メーカーではハイテク商品の冷たい印象を和らげる効果を狙っているそうです。

 

 

 

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