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「生活マメ知識」

 

起毛の衣服は火の用心

綿のネル地など毛羽立った生地の服は、ガスコンロやたばこなどの火が移るとたちまち炎が服の表面を舐めるように燃え広がる「表面フラッシュ」現象を起こしやすい事が、国民生活センターの商品テストで分かりました。肌寒くなる季節、ネルや起毛の暖かい服を着るときには特に火に注意が必要です。

同センターが各地の病院や消費生活センターなどを通して集めた情報によると、着ていた服に火が付いて火傷やけがをしたという事故は、今年8月までの6年余りで約190件に上ります。炊事中のコンロの火やたばこの火が原因の事故が目立ちますが、高齢者では全身に火傷を負って重傷になるケースが多いそうです。

 

 

 

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