<はじめに>
「黒部まちづくり草の根国際交流事業」では、海外の都市からまちづくりに実績のある人々を黒部に招待し、市民による草の根交流を通じてまちづくりについて話し合います。黒部においては、「名水の里」、「花のあるまち」として、「小さくとも魅力あふれるまちづくり」を目指して現在様々な取り組みがされていますが、今回の事業を機会に海外からのアイディアも取り入れ、さらなる飛躍につなげたいと思います。
<次第>
開会式
◎10:00〜◎会場/コラーレ・マルチホール
タウンミーティング全体(第1部)
◎10:30〜◎会場/コラーレ・マルチホール
タウンミーティング分科会◎13:30〜
第1分科会「観光・産業・食文化」
◎会場/職業能力開発センター1階講堂
第2分科会「水と花のある景観」
◎会場/職業能力開発センター2階視聴覚室
タウンミーティング全体会(第2部)
◎16:00〜◎会場/コラーレ・マルチホール
ゲストの紹介と都市のプロフィール

マックス・シュテムスホーン氏(Mr.Max Stemshorn)ドイツ ウルム市建設事務所所長代理
人口115,000人。南ドイツ、シュツットガルトの隣り。地理的条件に恵まれ、中世から発達。1377年建設のウルム大聖堂は世界一高い尖塔を持つ。戦後自動車と電気産業で栄えたが、1980年初めの不況によ地域経済は衰退。研究機関の設立や大学改革によりハイテク産業が発進した。また、ウルムは100km圏内の商業・教育・文化・スポーツの中心地でもある。約10年前、郊外の大型店により中心市街地が衰退したが、商店街の再構策や街を花で飾ったり、第2次大戦中に破壊された歴史的建造物を復活するなどの努力により、街に魅力を取り戻し、中心街を再び活気づけている。また、水辺を自然の状態に戻すなど、環境へも配慮し、ウルムの人口と観光客は増加している。

フランス・ミッデルホフ氏(Mr.Frans Middelhoff)オランダ スネーク市評議員、市議会議員
オランダ北部、フリースランド州にある人口約3万の都市。水門(ウォー夕ーポート)など歴史的建造物が多く残る歴史的かつ現代的な都市である。スネークウィークは、スネーク湖で開催されるヨーロッパ最大の内陸帆船イベントで、毎年多くの観光客で賑わう。スネークは周辺人口約10万人地域の商工業、サービス業の中心都市で、1960年代にYKKがヨーロッパ最初の拠点をスネークに設けている。

ルス・マリア・コンザレス・ドミンゲス氏(Mrs.Luz Maria Gonzalez Dominguez)スベイン ビゴ市観光部
大西洋に面した人口30万人のガリシア地方の中心都市。・まちの起源は新石器時代に遡ることができる。海と山の間に発達し、メキシコ湾流の影響で多彩な自然に恵まれている。ダイビング、セーリング、トレッキング、ゴルフなどのスポーツに人気があり、歴史的遺産も多く旧市街地区には狭い路地と家並み、賑やかな市場があり、観光客に人気である。街中の公園からみるすみれ色の夕焼けは印象的である。自然や海鳥の保護区として14キロ沖のシエス諸島への渡航は日に2200人に限定されている。

ジム・ウォーカー氏(Mr. Jim Walker)イギリス ケンダル市南湖水地方評議会文化観光課長
イングランドの北西郎、南湖水地方は氷河の浸食によりできた地形で、17の大きな湖とと多くの小さな湖からなる。広さ約1600km2、人口約10万。地域内には2つの国立公園があり、野生動物も多い。釣り、ヨット、カヌー、水上スキーなどのウォータースポーツも盛ん。ウインダミア、グラスメア、アンプルサイド、ホークスヘッドを含み、特に、ウインダミアは、詩人ウイリアム・ワーズワースのふるさと、ピーターラビットの故郷でもあり、観光客に人気が高い。貴重な観光資源である水をきれいに保つ努力を地域ぐるみで取り組んでいる。
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