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・複数のモデルを選んで、競争させてその中で熟度の高いものについて来年フォローアップを行うという方法もあるのではないか。別府の場合はエコモとしても初めての事業ということで、大変な時間と労力がかかりどうしても1つしかできなかったが、2年目以降についてはエコモにもノウハウが蓄積されており必ずしも1つしかできないということはない。また、1カ所にすべての金をかけなくとも2、3百万でも複数のところに支援をしても良い。複数のところに支援した方が事業としては広がりのあるものになるし、全国的な反応も期待できるというものだ。(運輸省・本保課長)

・その通りである。複数の事業を対象として広く浅くすることで、まさに日本財団等のいうような事業効果が期待できると思う。(岩田委員)

・伝統芸能に的を絞ると、高梁市は伝統芸能が盛んな町で様々な事業を模索している町である。その点で高梁市が適切ではないか。(土橋委員)

・黒部市は組織がしっかりしているので適切と思われるが、正直わからない。(安藤委員)

・皆様の意見を伺ってみると本年は黒部市で、来年度は高梁市や岩見沢市など複数でおこなってほしい。(林委員)

・岩見沢市はすでに走っている印象だ。本年度はやはり黒部市が妥当だと思う。(鈴木委員)

・岩見沢市のように既に交流相手の固有名詞があがるほどハッキリしている事実をどう評価するかは問題である。ある程度事業が実行されている段階のところでないと、本事業の実施は難しいという議論が前回委員会でなされたが、今日の議論だと具体的な交流相手の特定する前段階で留まっているところを選定すべきという結論になるようだ。(西村委員長)

・既に事業が実行されている段階であっても、足りない部分を補って支援していければ事業の効果はある。支援する内容はケース毎に異なるのではないか。ただ、モデル事業としてはきっちりゼロの段階から立ち上げていかないと誤解されかねない。そして、2年目や3年目にはそれぞれ足りない部分を支援していくことができればいいと思う。そのようにいろいろな支援の方法を試みていく中で、良いモデルケースが揃っていくことになるのだと思う。ケース毎にどの部分を支援していくのかをハッキリさせることが大切である。(森下委員)

・今こうして絞った形で議論をしているわけだが、やはりできるだけアクセスなり機会をできるだけ公平に与えてその中から選ぶような議論をすべきである。他方で事業自体が新しいので我々も暗中模索で動いているようなところがある。ましてや受ける側は想像もつかないところがあるだろう。やはりもっとも大事なことは今後もこの事業を完成させていくには、どうしたら情報発信をして発展させていくかということを更に検討していくべきだ。(運輸省・本保課長)

 

 

 

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