ポルトガルの貿易は、恒常的赤字貿易国である。
97年は主要相手国のスペイン、ドイツおよび96年に創設したポルトガル語圏7ヵ国共同体のブラジルからの輸入が拡大し、96億ドルの貿易赤字となっている。
貿易相手国は、EUが輸出入とも約80%のシェアを占めている。
98年は、輸出ではドイツが首位(19.8%)で、スペイン、フランス、英国、輸入ではスペインが首位(24.0%)でドイツ、フランス、イタリアがこれに続いている。
商品別では、輸出は車輌・輸送機、機械機器、衣類・繊維、靴・履物、輸入は機械機器、車輌・輸送機、農産物、可燃鉱産物などが上位を占めている。
対日貿易は、恒常的赤字貿易であり、コルク製品、加工食品類・衣類などを輸出し、乗用車、トラック、自動車用エンジンなどを輸入している。