日本財団 図書館


10. Poland, Government of

(所在地) Warsaw, Poland

(保有船舶)

430-1.gif

 

(3) 造船事情

 

ポーランドの造船業は、1975年には過去最高の99隻、74万G/Tの船舶建造実績(世界竣工量の21.4%)を記録したが、80年代に入り竣工量は減少の一途をたどった。

これは、旧ソ連の経済衰退による同国からの受注量の激減が主要因となっている。

91年以降は、船舶輸出先が旧ソ連から西欧諸国向けが主流となり、建造量も年々増加傾向にあり、98年竣工量は48隻、69.7万G/Tとなり、98年末の手持工事量による99年の予想竣工量は60隻、約71万G/Tとなり、75年当時の最盛時に戻りつつある。

ポーランドの造船業は、競争力のある新造船建造に必要なノウハウを有し、比較的高価な輸出用船舶の建造に積極的である。

また、より多くの利益が得られ、かつ原料消費の少ない事業として、外国船の修繕工事の受注にも努力している。

ポーランドの主な造船所の設備その他の概要は、次の通りである。

 

1. Cenal Shipyard Co., Ltd.

(所在地) ul. Doki 1,80-863 Gdansk, Poland

(建造設備)

スリップ・ウェー 115m×16m

(建造船種) 漁船、フェリーなど。

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION