魚介類・同製品の輸出は、32億4,000万ドルに達し、全輸出額の6.8%(97年)を占めている。
漁獲量は、80年代の190万トンから年々増加し、現在では約290万トンに達している。
魚種は、にしん、とび魚を年間を通じて沿岸漁業で捕獲している。沿岸漁業は小型船によるきんちゃく網、さし網漁業は盛んであるが、底曳漁業もトロール船によって行われている。
深海魚は、1〜4月期に冬にしん漁、また1〜6月期にたら漁が大型船によって行われている。
これら漁獲高の10〜15%は国内消費に向け、残りを加工品を含めて全世界に輸出している。
ノルウェーに登録されている漁船(電動機付)は約17,000隻で、うち約8,300隻が無甲板小型漁船である。
小型漁船は、フィヨルド内のたら漁、小型のにしん漁、えび・かに漁に用いられ、年間使用時間も短く、漁獲高のシェアも僅かである。
100G/T以上の鋼造漁船の保有量は、1998年12月末現在、578隻、336,785G/Tで、その平均船齢は24年である。
ノルウェーの漁獲量・輸出額および漁船保有量の推移は、次の通りである。