(注) 1989、90年は旧東西ドイツの合計値。
(出所) ロイド統計
(B) 海運事情と保有船主の実態
ドイツの海運は、コンテナ船の商船隊といっても過言ではない。
東西ドイツ統一直後は、全保有船舶に占めるコンテナ船のシェアは、隻数で約9%、G/Tベースで約39%であった。
以来、バルク・キャリア、一般貨物船に代わつて年々コンテナ船が増加されてきた。
1998年末現在では、全保有船舶に占めるコンテナ船のシェアは、隻数で25%、G/Tベースでは実に77%を占める状況である。
98年には、コンテナ船が更に100万G/T増強されており、その平均船齢も2年と大きく若返っている。
今後も、ドイツ海運はコンテナ船を中心として運営されていくものと考えられる。
なお、最近数年間における全保有船舶に占めるコンテナ船のシェアは、次の通りである。