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主要工業製品生産高

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輸入依存度の高いデンマークの貿易収支は、恒常的に赤字を計上していたが、政府の国内引き締め策によって輸入が減少し、1987年に黒字に転じ、以降は好調に黒字を持続してしいる。

クローネ安で推進した97年の輸出は、豚肉、医薬品、化学品、通信機器等が好調であり、輸入は旺盛な内需に支えられて好調であった。

97年の貿易収入は55億ドルを計上している。

1997年のデンマークの輸出額の65.5%、輸入額の71.0%はEC諸国で占めている。

デンマークの主要輸出相手国はドイツ(97年21.4%)が首位で、スウェーデン、英国が続いており、輸入相手国では同じくドイツ(21.7%)が首位で、スウェーデン、オランダが続いている。

また、最近は東欧、東アジア、米国との貿易比率が伸びてきている。

次に商品別構造をみると、輸出では酪農王国デンマークを反映して、肉類、チーズ、バターなど農産品の比重が大きく、これに機械類、船舶などが続いている。

デンマーク工業の発展を反映して、機械類・船舶を含む工業品全体の比重は、全輸出額の3分の2を占めるに至っている。

 

 

 

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