特に1995年以降その傾向が激しくなり、110億ドル程度の貿易赤字が95年以降挙に150〜160億ドルの赤字に拡大している。
97年の輸出は対EUが56.5%、米国15.8%、輸入は対EUが60.9%、米国11.1%の構成であり、欧米偏重の貿易構造となっている。
品目別では輸出は飲食料、タバコ、衣料等繊維製品、果実・果実加工品等の伝統的産品であり、輸入では鉱油、機械等のほかライフスタイルの近代化に伴う消費関連財や繊維製品、自動車、電気製品などが急増している。
対日貿易は、輸出が一次産品のため大幅な貿易不均衡の改善は進んでおらず、ギリシャ政府は修交百周年を契機に対日輸出振興、投資交流の拡大、観光客の増加を目指す「ヘルメス・プラン」を発表している。
主な輸出品は加工食品類、生鮮漁(まぐろ・かつお等)、タバコなどであり、輸入は自動車・同部品、船舶、電気製品などである。