(3) 造船事情
オーストリアは、国土の大部分が山岳で囲まれた内陸国であり、直接外洋に接しておらず海港をもっていない。
従って、造船業も河川航船に対する建造、修繕を行うための造船所がある程度であり、その規模は小さい。
オーストリアの主な造船所の設備その他の概要は、次の通りである。
1. Osterreichische Schiffewerften A.G. (OSWAG)
(所在地) Hafenstrasse 61, PO Box 45, A-4010 Linz, Austria
(建造設備)
船台 6基(長さ最大 140m、最大能力 4,000DWT)
(建造船種) RO/RO船、コンテナ船、一般貨物船、客船、その他各種の川船。
2. Schiffswerft Komeuburg A.G.
(所在地) Am Hafen 6, PO Box 52, A-2100 Korneuburg, Austria
(修繕設備)
スリップ・ウェー 6基(最大能力 1,000DWT型船)
(修繕船種) 川船、航洋船、曳船、漁船、砕氷船など。