13. Sestri Cantiere Navale S.p.A.
(所在地) Via Soliman 47r, 16154 Genoa - Sestri, Italy
(建造設備)
ドライ・ドック 2基(285m×42m、255m×36m)
(建造能力) 最大船型 140,000DWT
(建造実績) 2隻、70,477G/T(96年)
(建造船種) LPG船/LNG船、海洋構造物など。
(従業員数) 1,085人
同社は前述のFincantieriグループの子会社である。
14. SMEB - Cantieri Navali S.p.A.
(所在地) Via San Rainieri, PO Box 233, 98180 Messina, Italy
(修繕設備)
ドライ・ドック 259m×36m×9m(能力 70,000DWT)
修理岸壁 500m
(4) 漁業事情
イタリアは地中海、アドリア海およびイオニア海に面し、長い海岸線に恵まれ、古くから漁業が行なわれているが、漁獲量は永年にわたり55〜60万トンの間で推移しており、比較的小規模である。
主な漁法はトロール漁、流し網・地引き網漁などで、海水漁業ではイワシとアンチョビが多く、その他マス、タラ、エビ、イカ、タコおよび貝類などの量が比較的多い。
イタリアでは、漁業に対する操業資金の低利貸付け、漁船、漁具などの購入資金の低利貸付など各種の融資・補助金による優遇制度を設け、漁業開発に努めている。
また、最近では漁業資源の保護と操業の安定化を目指して、政府は大型トロール漁業に対する免許発行の凍結や操業の一時禁止、規模の縮小、伝統的漁法による沿岸漁業の振興、漁船、漁具の近代化による生産コストの低減、外国との合弁事業の促進など、海洋漁業の合理化と開発に関する具体的措置を講じている。
イタリアの漁船保有量(100G/T以上の鋼造漁船)は、1998年12月末現在173隻、46,970G/Tで、その平均船齢は23年であり、91年の71,410G/Tから年々減少傾向にある。