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1. Slippostodin Ltd.

(所在地) Hjalteyrargata 20, 602 Akureyri, Iceland

(建造設備)

船台 70m(カバード)

最大能力 1,500トン

(建造船種) 漁船

(修繕設備)

スリップ・ウェー 85m×15.4m(揚力 2,000トン)

浮ドック 116.4m、23.3m(揚力 5,000トン)

修理岸壁 300m

 

(4) 漁業事情

 

アイスランドの就業人口の約9%、輸出総額の約64.2%(96年)を占めている漁業は、同国にとって最も重要な産業となっている。

漁獲高は160〜170万トンで推移しているが、魚種としては、さけ、ます、たら、にしんなどが中心である。

たらの漁場は、アイスランドの近海が中心であるが、ニューファウンドランド近海、ラブラドル、グリーンランドにも出漁している。

にしんは、ジグルフョルズあたりが漁場の中心になっている。

従来は、市場問題・技術的問題もあって、冷凍魚あるいは簡単な加工を行っただけで輸出するケースが多かったが、現在はこれらも改善されたため、国際価格による変動を避けた輸出の安定化を図るため、缶詰産業が盛んになってきている。

水産物の輸出先は、欧州が中心であるが、単独では米国が最大の市場である。

わが国も、同国からの輸入総額(97年は約231億円)の約90%が水産物で占められている。

アイスランドの漁船保有量(100G/T以上の鋼造漁船)は、1998年12月末現在295隻、173,266G/T(平均船齢24年)であり、同国保有船腹量の約87%に相当する。

保有量は、年々増加の傾向にあり、89年当時に比べて約1.6倍に増強されている。

アイスランドの漁獲量、輸出額および漁船保有量の推移は、次の通りである。

 

 

 

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