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第2図 造船労働力の推移

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出所:KSA

4. 造船技術造船設計・生産工程の電算化が1970年代初頭から導入され、最新のコンピュータ・システムが現在では広く利用されている。

1994年に造船5社と韓国船舶海洋工学研究センター(KRISO)が共同で韓国造船技術研究組合を設立した。船舶の操船性の改善、WIGなど次世代船種の開発等の研究プロジェクトに主として取り組んでいる。また一部の造船企業は独自の研究所を運営している。

II. 修繕船・改造船

1998年の修繕船・改造船事業は扱い隻数573、売上高は206百万米ドルを記録した。修繕船・改造船工事の大半は現代尾浦船渠株式会社、韓進重工業株式会社、大宇重工業株式会社の3社で国内全工事量の9割以上を占めている。中でも現代尾浦船渠は設備面で最大の能力を保有し、一般修繕、改造船工事から特殊船種や海洋機器の更新工事にいたるまで、広範囲にわたる修繕業務に特化している。

III. 舶用機器

1998年末現在、韓国では総計188社の舶用機器メーカーが操業中で、韓国舶用機器工業会会員企業の総雇用人員は約55,900名に上っている。

韓国の舶用機器メーカーは機関、艤装品、甲板機械、電気・電子機器など多様な製品を生産している。韓国で製造された舶用機器の総価額は、1998年には17億米ドルに上った。

 

 

 

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