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3-1-2 調査・解析の集約と留意事項

1) 平均解析時間

離岸作業:6分03秒/回  着岸作業:6分56秒/回

2) 作業の動作・姿勢の要素別延時間の集計(各5ケース)比率

 

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3) 作業の基本過程は、着岸作業が[係船索を繰り出す→ビットに取る→巻き締める]、離岸作業が[係船索を放す→巻き取る]である。着岸作業の方が作業の難度が高いと考えられるため、確認の時間も長くなると考えられるが、集計比率は略同時間となっている。

なお、入港作業時の災害は、出港作業時に比べて平成9年度では、2.4倍の発生率となっている。

4) 係船索を巻き取る作業(離岸作業)の方が、巻き締める作業(着岸作業)に比べて、移動時間が長く手待ち時間が短くなっている。

5) 姿勢では、殆どが立位の作業である。なお、離岸作業時の方が着岸作業時に比べて「かがんでの作業」が多くなっている。

 

 

 

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