2-2 荷役作業時の災害分析
1) 船種別
貨物船が36.5%、タンカーが30.2%、フェリーが13.5%と続く。(図2-11参照)
2) 総トン数別
一般貨物船とタンカーの標準船型が含まれる300〜699が50%、100〜299が19.8%、1,000〜2,999が11.1%である。(図2-12参照)
3) 年齢別
45〜49歳及び55〜59歳の区分がともに26.2%である。45歳以上が75.0%、50歳以上が49.4%となる。なお、被災者の平均年齢は、48.5歳。(図2-13参照)
4) 所属部別
甲板部が57.1%、機関部が23.8%、船長が15.9%である。(図2-14参照)
5) 休業日数別
30〜89日が46.8%、8〜29日が28.6%、90日以上が21.4%。(図2-15参照)
平均休業日数は56.1日で、出入港作業に比べると、4.6日少なく、90日以上も5人に1人とやや軽度となっている。(表2-2参照)
6) 被災部位別
下肢が38.1%、上肢が21.4%、腰部が18.3%、胸部が13.5%などで、各部位に亘っている。(図2-16参照)
7) 災害種類別
骨折が圧倒的に多く44.4%、打撲が14.3%、挫創が9.5%の順となる。
8) 発生場所別
甲板上が68.3%と2/3を占め、倉内・庫内が21.4%、階段が5.6%、港湾設備が2.4%となる。(図2-17参照)