II. 海洋利用のための情報提供
海洋利用に際して大切なことは現存する各種のデータを利用し、最も効率的な手法を計画し、実行することが重要である。そのためには利用可能な各種のデータ・情報の内容と、そのデータの利用分野及びデータの入手方法を示すことにする。
1. 地圏データ
(1) 海底地形
水深資料(J-BIRD)
各種測量資料、海図等の水深をデジタイズしたデータ(デジタルデータ)。
平均水深標高
5分メッシュの全世界の平均水深・標高データでETOPO-5と名付けられ、津波の解析等に利用されてる(デジタルデータ)。
3次メッシュ水深統計
約1?メッシュ内の平均水深データ。海域は日本周辺。20°〜48°N120°E〜140°Eの範囲(デジタルデータ)津波高潮等のシミュレーションの基礎データとして利用されている。
このデータは近いうちに下記の500mグリッド水深統計のメッシュデータに変更される予定である。
500mグリッド水深統計
日本周辺海域の500mグリッドの平均水深データ。24°〜46°N122°〜132°E、30°〜38°N128°〜144°E、34〜46°N135°〜148°Eの範囲のデータファイル。このファイルは従来JODCが管理しているMGD77、J-BIRDの水深データのほかにマルチビーム測深データ等が使用され、現在、最も精度の高いデータと考えられる(デジタルデータ)[包含範囲 図II-1]。