ロ.潮汐、日出没情報に関して
1)2年分収録で毎年出版するのが望ましい。
2)予報値はオプションとして別個にFD等の媒体で販売したほうが良いではないか。
―2ヵ年分の情報とし、データ量が多いことからCD版での提供とする。
ハ.画面表示に関して
1)コンパスを入れ自船の進行方向が表示されるようにしたほうが良い。
―本研究ではGPS受信表示機能をとりいれていることから、計算ソフトを組み入れることにより算出・表示できるか検討を要する。
2)自船の喫水より浅い海域を赤色表示したい。
―仮に1m毎の等深線があるとしても、色を塗るためには閉鎖線化が必要である。上述したとおりの状況であり当面実現困難と考える。
3)潮汐情報の表示に関して、曲線上にカーソルを表示し、その時刻と潮高を表示する。またカーソルを移動できるようにした方がよい。
―いづれも実現できる機能がある。
4)スケールバーについて、船舶ではKmの表示は利用しないのでmileでの表示に変えた方がよい。(緯度線に沿わせるように縦長の方が良い。)
―mile表示とする。
さらに、付加して欲しい機能について
1)任意の2地点をクリックした場合に、その2地点を結ぶ線の方向(真方位あるいは磁針方位)及び距離が表示される機能が欲しい。
―距離計測機能は備えている。方向(真方位)が計算手法で可能か検討を要する。
2)任意の地点に印を付けて、記憶する機能が欲しい。(自船の位置、釣のポイントなど)
―自分好みのフィシングポイントとかダイビングエリアなど入力、つまりシステムのカスタマイズ化の導入手法について、今後検討する。
3)利用者が必要とする位置情報をメモリー化できるようにした方が良い。
―2)と同様に考える。
このように様々な意見をいただいた。総括的に、PC用航海参考図に海に関する情報等をどの範囲まで収録すべきか、また航行援助機能をどの程度まで持たせるべきか、の議論がもっとも重要である。