(3) GMTのnearneighborコマンドで各格子点に水深値を割り当てた。(図2-12手順1-2の一部)
%nearneighbor $1-I2.0m/1.0m-R132:00:00/135:00:00/37:00:00/40:00:00-G$2-S2m-N1-V
$1:入力テキストファイル(x y z)
-I2.0m/1.0m:x方向2分、y方向1分の間隔を指定。
-G$2:出力grdファイル(GMT用フォーマットのバイナリ形式)
-S2m:探索半径2分を指定
-N1:探索円を分割せず処理を実行するモードを指定。
注:
・ノンパラメトリック統計なので、最初にblockmedianで2分×1分メッシュ内の中央値を抜き出しておき、それからnearneighborで2分×1分格子点に半径2分の円内で重み付き平均値を割り当てている。
・nearneighborコマンドでは格子点からの距離で水深点データの重み付けをしている。
w(r)=1/(1+d^2)
where
d=3*r/search_radius, r=[distance from the node]
各モデル海域での結果を以下の図2-22〜図2-24に示す。
(4) GMTのsurfaceコマンドにより領域内全ての格子点について水深値を補間した。(図2-12手順1-2の一部)
%surface $1-I2.0m/1.0m-R132:00:00/135:00:00/37:00:00/40:00:00-T1.0-G$2-V
注:
・-Tオプションでtension=1を指定して計算した。
・surfaceの補間手法はBriggs(1974)の理論に基づいている。
各モデル海域での結果を以下の図2-25〜図2-27に示す。