訪問看護の目標
1] 訪問看護の実際、概要を知る。
一日訪問看護と行動を共にし、一部ではあるが活動の内容を知ることができた。在宅という環境は患者にとって住み慣れた場所であり、望ましい環境であることは言うまでもない。在宅では家族の協力が不可欠な要素となる。3件の自宅への訪問をしたが、家族の受け入れが良く協力的であり、症状やケアの方法を把握し、良い環境作りをしていると感じた。患者を家でみることに対する苦労は並々ならぬものがあると思う。24時間体制の訪問看護は患者や家族にとって大きな安心だと思う。訪問していった時の患者、家族のほっとした表情が忘れられない。在宅で苦痛な症状がなく、更に不安なく過ごせるように支援していくことが訪問看護の役割だと思った。
ホスピスでの緩和ケアを実際体験する中で患者から学ぶことがとても多くあった。それを無駄にせず、いかに自分のものとして活かしていけるかが今後の自分の成長につながっていくのだと思った。婦長から「心のケアが一番大切」と教えていただいた。私は大学病院で勤務しているので、ホスピスのような十分な環境を提供することはできない。しかし、忙しい中でもできるケアはある。今回学んだことを活かし、“暖かいケア”を提供していきたいと考えている。