(6) 空コンテナ調達における問題点
空コンテナの確保は荷主、外航船社に共通して、特に地方において大きな問題となっている。
そのようななか、輸出荷主と輸入荷主が相互にコンテナを融通する関係を構築し、低コストで空コンテナを調達することに成功している例や、レンタルシステムの有効性を指摘する例があった。
荷主からは空コンテナの共同化に対する提案があったが、リスクの範囲がはっきりせずコンテナの質を落としかねないとの理由から、外航船社側では難しいと受け止められている。また、空コンテナを地方港に長期間置くことはコンテナの回転が落ちることに加え、メンテナンス料、保管料等膨大なコストが必要になると指摘する外航船社も見られた。
その他、空コンテナを内航フィーダーで輸送すると低コストであるという意見が荷主から得られた。