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(8) 神戸港経由ルートと釜山港経由ルートとの運賃等に関する内訳の比較

今回のアンケート調査で、運賃等に関して比較的多くの回答が得られた利用運送業へのアンケート結果を用いて、神戸港経由ルートと釜山港経由ルートの間で、フィーダー輸送部分、港費部分のそれぞれでどの程度の差が生じているか、集計を行った。

コンテナ貨物のコスト費目を輸送過程に沿って、フィーダー輸送、ふ頭間ドレージ、港湾使用料、外貿ふ頭の荷役と過程別に集計したところ、フィーダー輸送部分で約18千円/40f、港費で約6千円/40fほど、釜山港が安いといった結果が得られた。

また、上記の分析で得られたフィーダー輸送コストの56千円/40fを、別途内航フィーダー事業者アンケート調査で把握した内航フィーダー事業者のコスト内訳の構成比で分解すると、海上輸送経費で23千円/40f、神戸港内貿ふ頭の施設使用料が2千円/40f、内貿ふ頭荷役料が9千円/40fとなった。

 

表III-15. 神戸港経由と釜山港経由の運賃等に関する内訳の比較

057-1.gif

単位:干円

備考:利用運送アンケートより集計

※40fコンテナ1本あたり

 

表III-16. 神戸港内航フィーダー輸送のコスト構成

057-2.gif

備考:構成比は内航フィーダー事業者アンケートより集計

※40fコンテナ1本あたり

 

 

 

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