(3) アンケート調査にみる各交通機関利用者の観光目的
旅行目的で「観光・レジャー」と回答した人(P.38参照)を対象に、観光の目的(特に明石海峡大橋との関連)をさらに訊ねた。
1] 全体
○高速バス利用者の4割が、明石海峡大橋を観光の目的としていない
高速バスで観光・レジャーに来た人のうち、明石海峡大橋を観光目的とした利用者が4割いる一方で、明石海峡大橋を観光の目的としていないと回答した人も4割弱いた。
これは、明石海峡大橋開通後1年半が経過し、観光目的が大橋そのものでなく、大橋を通り道として、買い物や目的地における観光・レジャーを目的とするなど、多様な観光目的になりつつあることを示している。
○旅客船・フェリー利用者では、大橋と淡路島のセット観光が依然として多い
旅客船・フェリー利用者では、明石海峡大橋開通後1年半が経過した調査時期においても、依然として3人に1人は明石海峡大橋と淡路島をセットに観光に来ている。
一方、明石海峡大橋を観光の目的としていない観光旅行者も同程度いるが、これは徳島関空ライン利用者と考えられる。
○淡路SA利用者では、大橋メイン及び大橋と淡路島のセット観光が依然として多い
淡路SA利用者では、依然、明石海峡大橋十淡路島のセット観光が35%、明石海峡大橋をメインとした観光が25%程度おり、大橋開通後1年半が経過した時点でも、淡路SA利用者の多くは、大橋関連の観光者が多いことが分かる。
一方、平日には明石海峡大橋を観光の目的としていないと観光者も22%おり、今後のこのウェイトが高くなってくるものと考えられる。