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3] 主要都市間における商圏の変化

百十四銀行調査部のアンケート調査(調査実施は開通後1回)によると、瀬戸大橋開通前の1年間に「岡山県へ買い物に行った人」は23.4%で、平均回数は1.9回である。同様に供用後の平成4年には36.4%で、平均回数は3.3回まで上昇している。

 

瀬戸大橋開通前後の岡山県への買い物、観光・レジャー(アンケート調査結果)

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(資料)百十四銀行調査部「瀬戸大橋5か年の香川県経済の変化」、平成5年12月

 

また、これを裏付ける資料として、瀬戸大橋の開通前後で岡山市と高松市、明石海峡大橋の開通前後で神戸市と徳島市を起点とした2時間圏(商圏)に含まれる人口をみる。各都市において、瀬戸大橋開通後及び明石海峡大橋開通後の2時間内人口が増加しており、明石海峡大橋開通のインパクトも瀬戸大橋開通のインパクトと同様に大きなものと考えられる。

 

瀬戸大橋開通前後の二時間圏内人口の変化(岡山市)

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瀬戸大橋開通前後の二時間圏内人口の変化(高松市)

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