b) 居住地別往来頻度の変化
次に、各交通機関利用者の居住地別に、開通前後の往来頻度の変化をみる。
○淡路SA利用者では、往来頻度が大幅に増加した地域はない
淡路SA利用者においては、居住地別にみても、明石海峡(本州―淡路・四国間)の往来頻度が大きく増加した地域はない。
○明石海峡北側の地域在住者の明石海峡(本州―淡路・四国間)の往来頻度が増加
各交通機関の居住地別に見ると、高速バス利用者、旅客船・フェリー利用者において、明石市等、神戸市在住者の往来頻度が増加している。特に、高速バス利用者では、前後差12回/年以上であり、増加が顕著である。
○四国在住者の明石海峡(本州―淡路・四国間)の往来頻度は高速バスで増加
四国在住者をみると、高速バス利用者の中において、徳島県及びその他四国在住者の往来頻度は増加しているが、旅客船・フェリーでは大きな増加はみられない。
○淡路島在住者の明石海峡(本州―淡路・四国間)の往来頻度は、高速バスで増加
淡路島在住者についても、四国在住者と同様に、高速バス利用者の中において往来頻度は増加しているが、旅客船・フェリーでは大きな増加はみられない。