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第17回全日本都道府県剣道道場対抗優勝大会

第17回全日本小・中学生女子個人選抜剣道錬成大会報告書

 

a. 期日 9月12日(日)

b. 場所 岡山県倉敷市・川崎製鉄水島体育館

c. 実施内容

白壁と柳並木の「美観地区」や西洋絵画の粋を集めた「大原美術館」など古きものと新しきものが調和した倉敷の町、川崎製鉄水島体育館で第17回全日本都道府県剣道道場対抗優勝大会並びに第17回全日本小・中学生女子個人選抜剣道錬成大会を開催した。

午前9時、前年度優勝チーム福岡県今宿少年剣道部を先頭に、各都道府県代表の選手達が堂々と入場した。

開会式は先ず、永松陟大会委員長が開会の辞を述べ国家斉唱、優勝旗返還と続き会長代行中村鶴治大会副会長が、礼節を重んじて正々堂々と試合をして下さいと激励の言葉を述ぺた。続く主管会長挨拶は、古市健三岡山県剣道道場連盟会長が、歓迎の言葉と本大会で日頃練磨された身・技・体を最高の状態で発揮していただき、悔いの無い思い出の大会となる様激励した。続いて来賓祝辞では、岡山健倉敷市中田武志市長が、剣道は現代スポーツとして単なる技術面でだけでなく、青少年の健全な精神と人間形成に大きく貢献されています。日頃の成果を充分に発揮され華々しい熱戦を展開して下さいと激励した。

杉本八郎剣道範士八段の審判長注意、引き続き、前年度道場対抗優勝の福岡県今宿少年剣道部川上雄生君が、選手を代表して元気一杯選手宣誓を行った。公開演武は、打太刀山根薫教士七段、仕太刀石岡竪幸立之教士七段が日本剣道形を披露した。

試合は第1〜4会場で道場対抗、第5会場小学生女子、第6会場中学生女子の試で審判長の合図で一斉に開始された。

小学生の部は参加者70名、何れも各都道府県から選抜された選手達で熱戦展開され、決勝戦は愛知県秀正館吉田茜選手と茨城県勝田若葉会坪井綾香選手の対戦となり吉田選手が念願の小学生女子個人日本を手にした。中学生の部は参加者73名によって熱戦が繰り広げられたが、小学生の部同様、技・体力・精神力共に甲乙付け難く接戦の末決勝戦に駒を進めた北海道苫小牧真義館藤田舞選手と千葉県柏武道安本愛選手であったが共に安定した剣道で、藤田選手が延長戦を制し北海道代表としては初の優勝旗を手にした。

「師弟同行の精神」の滋養涵養と全国各道場の親睦をねらいとした道場対抗優勝大会は、先鋒小学生、次鋒中学生、中堅25才以下、副将26才以上、大将35才以上という道場対抗ならではの選手編成で、今回60チームが参加した。

 

 

 

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