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7. 議事概要

配布資料の確認の後、委員長の運営により、議事が進められた。

(1) 事業計画について

事務局が、資料IM(99)-1-1「平成11年度 海上交通情報システムに関する調査研究事業計画(案)」を説明し、承認された。

委員長より作業部会長に今津委員が指名され、承認された。

(2) 平成10年度調査結果の概要

事務局が、参考資料(1)「平成10年度調査結果の概要」を説明し、下記の質疑があった。

(Q)資料 p.7伊良湖水道の潮流として、最強流は南東流2.7ノット、北西流2.1ノットとあるが、1ノット程度多いのではないか。この数字の出所を教えていただきたい。

(A)事務局で確認する。(出典は、海上保安庁「本州南・東岸水路誌」である。)

(3) 通航者の意識・ニーズの調査

事務局が、資料IM(99)-1-2「通航者の意識、ニーズについて」、参考資料(2)「船舶操船者へのアンケート調査の結果」を説明し、下記の質疑があった。

(Q)資料IM(99)-1-2 p.11 伊良湖水道通航時に必要とする情報について。パイロットの方々は具体的にどのような方法で情報の収集をしているのか。

(A)巨大船の情報等を水先事務所からFAXにより入手するとともに、乗船前にテレホンサービスで確認を行っている。また、進路警戒船がつく場合は、進路警戒船と打ち合わせる際に、航路の現況等を確認する。

(Q)参考資料(2) p.76表5-63 はパイロットとそうでないものを別々に集計したら、また別の傾向が見えるのではないか。

関連して、同資料 p.46表5-41および資料IM(99)-1-2 p.4 図4の無線設備装備状況についても、回答数(回答者)と船型の関係等を考慮して、集計の仕方を変えてみてはどうか。

(A)事務局で検討する。

(Q)この委員会の目的は海上交通情報機構のソフトについて検討することだが、対象海域等と関連するハードについてはどこで検討されるのか。

(Q) 昨年度の委員会でも、海上交通情報機構においてどの範囲までカバーできればいいのかという質問があったと思うが事務局はどのように考えているのか。

(A)昨年度、ハード面については別の委員会で検討されていること、また、行政として当面は伊良湖水道周辺だけとしたいとの説明があったと理解する。

(Q)資料IM(99)-1-2 p.4 交信内容で多かった意見として、「自・他船の動静」、「水先関連事項」とあるが、これらは「操船者の意思の伝達・確認」、「水先乗船予定の確認」等、これから生じることについての情報収集と理解してもよいか。

(A)そのように理解する。

(Q)資料IM(99)-1-2 p.4にて「必要が生じた場合のみスイッチをいれるとする者(1.8%)もある」とあるが、船橋当直者の人数、VHFの設置場所等の理由によると思われる。また呼び出しに応答しない船が多々あるという現実がある。

(A)乗組員の人数、作業状態等によって出られないという状況もよくある。

この辺はアンケート結果に反映されてないようである。

(4) その他

第1回作業部会の開催予定を7月2日14時30分とした。

 

以上

 

 

 

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