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6. 議事概要

(1) 配付資料確認の後、事務局より「第2回委員会議事概要(案)」について説明が行われ、承認された。

(2) 事務局から、資料IM-3-1「平成10年度海上交通情報システムに関する調査研究中間報告書(案)」について説明が行われ、下記の質疑応答があり、承認された。また、巻末資料として添付する第3回委員会の議事概要については委員長に一任することで承認された。

・(Q)波に関するデータはなかったのか。

・(A)入手できなかったので、追加していない。

・(Q)ヒアリング調査で情報提供の方法として「ラジオ」とあるが、これは1665kHzが受信可能なラジオということか。

・(A)ヒアリングについては1665kHzが受信可能なラジオという聞き方はしておらず、市販のラジオと理解している。機種によっては1665kHzを受信することが出来ないものがあるとのことであるが、情報提供の方法としてのラジオというのは市販のラジオで受信可能な周波数による情報提供と理解している。

・(Q)アンケート調査で1665kHzが受信可能なラジオは約65%が設置しているという結果があるが、矛盾するのではないか。

・(A)アンケート調査とヒアリング調査は調査対象者が違うので、結果は関連しない。

・(Q)ヒアリング調査結果でレーダー反射器はあまり設置されていないが、理由は分かるのか。

・(A)明確な理由は分からない。海交法が施行された際に漁船はレーダー反射器を設置したと聞いたが、その後破損などにより設置している漁船が減少したとも考えられる。

・(Q)アンケート調査で自由意見を記入する設問があったが、今回のアンケート結果には出ていない。

・(A)本年度は時間的な制約があり選択式の設問についての単純集計までとした。自由意見の解析やクロス集計については来年度早い段階で検討する予定である。

・ヒアリング調査結果、資料75ページの「危険遭遇状況等」について下記の補足説明があった。

○「見張り不十分」とは揚網作業等のために見張りが出来ないという状況である。

○「大型船の速力の判断を誤る」というのは大型船(特にVLCC)の速力の判断は困難で、間違えやすいという状況である。

○「2隻曳き操業中の漁船」については、水先人はできる限り接近しないこととしている。

(3) 本年度最終委員会に当たり、事務局を代表して日本海難防止協会細見常務理事より挨拶があった。

 

以上

 

 

 

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